こんどう接骨院×山田洸誓

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こんどう接骨院 近藤敬院長と
山田洸誓選手のエピソードをご紹介

接骨院を始められたきっかけは何だったんでしょうか?

私はスポーツ全般が好きで、とくに野球は小3から大学まで熱心にしていました。子供の頃はとにかく身体を動かす事が好きで、自分はプレーヤーでこそ輝けると思っていました。しかし、自分の想いとは裏腹にケガが多かったんです。。。

小学生では野球肘になり今でも肘が伸びません。中学では投手をした際、肩の痛みで投手を断念し、高校では、腰痛などで練習ができなくなることが多かったんです。高校卒業後は、指導者となり高校野球の監督をやろうと決意し、日本体育大学に進学し野球部の門をたたきました。

しかし、入部すると学生トレーナーとして活動している先輩がいて、ウォーミングアップやトレーニング指導、そして、アイシングなどをしていて、自分が進むべき道が見えた気がしました。2年間はプレーヤーを続けましたが、その後、スポーツ医学やトレーニング学を学び学生トレーナーとして活動しました。

当時は、トレーナーとしてのカリキュラムがなかったので、人の身体を触れる資格を取るために日体柔整専門学校で専門知識を学んだ後、柔道整復師の国家資格を取得しました。

こんどう接骨院の特長を教えてください。

柔道整復師の国家資格を取得後、青山学院大学のフィットネスセンターで8年間トレーナーとして活動していました。 おかげさまで様々なスポーツにおける怪我を見る機会にめぐまれ、スポーツ外傷の治療が私の得意分野となりました。

スポーツ外傷という名前が付くと、大怪我というイメージを持たれる方もいます。 もちろん骨折や筋肉の断裂など選手生命を左右しかねない重篤なものもありますが、実はわずかな痛みや違和感しか感じない軽度のものが多いんです。

特に一流と呼ばれる選手になるほど敏感で、軽度なものを放置しておきません。重篤になる前に、また早期にベストコンディションへ戻す為に、我慢せずに治療へとやってきます。

また多くのスポーツでは、痛みが消えたからすぐに現場復帰させる事はありません。 これもプロに、それも一流になればなるほど徹底しています。

何故ならあわてて復帰させる事が、選手生命を縮めてしまう事になりかねないからです。痛みが消えても、落ちた筋力が回復しているわけではありません。 健康であったところに比べて、確実に弱くなっています。

また筋肉がアンバランスになっていますので、フォームが崩れている可能性も高いんです。 だから運動療法などで筋力の回復やバランスアップ、落ちた柔軟性の回復をしっかり施さないと、結局は再発するだけなのです。

こういった理論は治療家だけではなく、選手も徹底して理解する必要があります。何故なら理解する事でトレーニング効果が良くなり、何より最後まできちんとやり通せるからなんです。


私のトレーナー時代の事です。 トレーナーとして活動し始めて間もないころ、自身の忙しさを理由にこちらのリハビリ内容を選手が本当に理解しているのか、確認を疎かにしていた時期がありました。

その結果、十分な治療やリハビリ期間を経ずプレーを再開し、そして再発。。。その後、その選手の進路が変わってしまう事態になってしまいました。

もちろん一流に近い選手だったので、きちんとリハビリメニューはこなしていました。しかしその大切さが、何故それが必要なのかが、腑に落ちなかったんでしょう。その為に、徹底したものになっていなかった。現場復帰への誘惑と焦りが、私の中途半端な説明をかき消してしまったのです。

もっと伝えることと理解させることを徹底していれば、再発を防止できていたのではないか?そして、選手の希望通りの進路へ行かすことができたんじゃないのか? と、今でも後悔しています。

そしてその後悔が、今でもくどいくらいの説明や指導につながっているんです。

山田洸誓選手と初めて会ったときの印象をおしえてください。

当時の山田洸誓選手は、全国大会には出場していましたが、上位まで勝ち上がることができず苦しんでいました。

特にフィジカル面で全国の選手とは差があったようで、自分なりに工夫してフィジカルの強化に取り組んでいましたが、思うように結果が出ていなかったようです。

そこで、加圧トレーニングができアスリートの指導経験がある私のことを新居浜の友人から聞きつけて、来られたようです。私は長年アスリートの指導をしていましたので、その選手の身体の姿勢やバランスを一目見ただけで大体わかるんです。身体がしっかりしている感じではありませんでしたが、身体の能力は高そうなのは感じました。

どんなトレーニングを実際に行っていたんですか?

まず、基礎体力を高めるために基本的な加圧トレーニングから始めました。空手は、スピード、パワーそしてスタミナが必要なんですが、加圧トレーニングはそれらを高めるのにとても効果的なんです。

空手の選手に対してのトレーニング指導経験はなかったんですが、もともと、運動力学などのバイオメカニクスが好きで日本体育大学時代に野球の打撃や投球動作、ゴルフなどの研究をしていました。

空手に関しても山田洸誓選手からいろんな話をしてもらいましたので、それをもとに自分なりに研究をして徐々に加圧トレーニングに活かしていきました。

トレーニング後、ここまで成績が上がると思っていましたか?

さすがに、加圧トレーニングを始めて2ヶ月で結果が出るとは思いませんでしたが、山田洸誓選手はこちらが指導することに対して全力で取り組んでくれました。

当たり前の事なんですが、課題を克服するために一生懸命に取り組むことは、アスリートにとってとても大切な事なんです。厳しいトレーニングでぶっ倒れることもたくさんあったんですが、それでも毎週のように高知から通ってくれたんです。だから、早く結果が出たんだと思います。

※加圧トレーニングを始めて2か月後の第13回ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権大会2014で準優勝。翌年の全関西空手道選手権大会2015で優勝し、第14回ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権2016軽量級で優勝!

トレーニングだけでなく身体のメンテナンスにも力を入れているのはなぜですか?

試合が近づくにつれ練習量も多くなるので、疲労が蓄積したり、以前痛めたところの調子が悪くなることがあります。

しかし組み手だったり、スパーリングでは手加減できないので、本番前にケガをしてしまう可能性が高くなってしまいます。なので身体の治療やメンテナンスは、トレーニングすることと同じくらい欠かせません。

当院では、プロスポーツの現場でも使用している特別治療器やスポーツの現場での経験と知識があるので、身体のメンテナンスには自信を持っています。

ただ、ここ数試合はランキングも上がって対戦相手のレベルも上がってきていますので、気が抜けないですね。どんな小さな痛みでも見逃さないようとても気を使いますね。山田洸誓選手も自分の身体のことを敏感に感じとるので、細かくリクエストされます。メンテナンスにも力を入れることで、今のところ順調に勝ち上がってきているのでホッとしてますね。

接骨院内に山田洸誓選手のジムも併設しましたが、今後の近藤先生自身の展望はありますか?

山田洸誓選手は常々「地元の愛媛から全国で通用する選手を育てたい」と言っていて、わたしも空手やキックボクシング選手へのトレーニング指導のノウハウも構築できてきたので、ぜひ力になれればと思い、フィットネスジムカシエルの立ち上げに協力しました。

わたし自身も今後は格闘家だけにとどまらず、いろんなスポーツをする方に対して地元の新居浜から全国でも通用する選手を育てていきたいですね。